🇦🇺 パース生活スタート!豪邸で始まった初めてのデミペア生活
バリとタイの旅行を終え、彼が韓国へ帰ったあと、私はもともと決めていたパースへ向かいました。
パースへ行く目的は、英語力を高めること。
そこで私が挑戦することにしたのが、デミペアでした。
以前から、デミペア/オーペアの会社をされている日本人の方と連絡を取っていました。
デミペアとオーペアとは?
デミペアは、海外の家庭で家事や子どものお世話をする代わりに、住む場所や食事を提供してもらうスタイルです。
オーペアに比べると、決められたお手伝いの時間が少ないのが特徴です。
一方、オーペアは、子どものお世話や家事をする時間が決められていて、基本的にその時間は家庭で過ごすことになります。
その代わり、住居・食事に加えて賃金(お小遣い)がもらえる場合があります。
簡単にいうと、
デミペア=家事などの時間が少なめ+住居・食事
オーペア=決められた時間しっかり働く+住居・食事+賃金
というイメージです。
※条件や仕事内容、勤務時間、報酬などは家庭や契約によって異なります。
私はパースで、このデミペアに挑戦しました。
✈️ バンコクで10時間、空港のベンチ生活
パースへ向かう途中、バンコクで乗り換えがありました。
乗り換え時間は、なんと10時間!
しかも私は、バンコクの街へ出る予定もなく、ホテルも予約していませんでした。
ということで……
空港のベンチで10時間を過ごすことに。😂
ただ座って、ひたすら時間が過ぎるのを待ちました。
長かった……。
今思うと、ホテルを予約して泊まればよかった。
そしてようやく飛行機に乗り、パースへ。
🛬 やっとパースに到着!
長い移動を終えて、ようやくパースに到着しました。
この日に泊まったのは、Victoria Park Lodge hostel。
バンコクの空港で10時間過ごしたあとだったので、もうクタクタでした。
そして部屋に入り、ベッドを見た瞬間、
「あぁ……やっと横になれる……」
と、ものすごく幸せな気持ちになりました。
横になって眠れる。
ただそれだけのことが、こんなにも幸せなんだ。
そんなことを実感したパース1日目でした。
🏡 デミペアの説明会へ
パースに到着してから、説明会がありました。
実際にデミペアやオーペアをしている日本人女性たちが集まり、みんなで挨拶をしました。
その後、実際の生活について話を聞くことに。
「どんな家事をするのか」
「子どもたちとはどう過ごすのか」
など、実際の生活について話を聞きました。
それまで「デミペア」と聞いても、具体的にどんな生活になるのか、あまり分かっていませんでした。
でも説明を聞いて、
「なるほど、こういう生活なんだ」
と少しずつイメージできるようになりました。
そして、私がお世話になる家庭も決まりました。
👨👧👦 父子家庭でデミペアをすることに
私が行くことになったのは、お父さんと2人の子どもが暮らす家庭。
子どもは、
👦 9歳のお兄ちゃん
👧 6歳の妹
の2人でした。
私の主な仕事は、子どもたちが学校から帰ってくる前に家にいること。
そして、お父さんが帰ってくる前に子どもたちの夕食を済ませるか、夕食を作って待つこと。
そのほか、
🧹 掃除
🧺 洗濯
🍳 食事の準備
などの家事をすることになりました。
🏠 「掃除機はどこ?」まさかの豪邸生活
そして初めて家の中を見たとき、私はかなり驚きました。
とにかく大きな家だったんです。
私の感覚では、
「これ、2億円くらいするんじゃない?」
と思うほどの豪邸。
しかも、掃除をしようと思ったら、またびっくり。
普通の掃除機が見当たりません。
壁に穴があるんです。
そこに専用のホースを差し込むと……
ブォーーーン!
掃除機が動き出す!
家の何ヶ所かに吸引口があって、そこにホースをつないで掃除する仕組みでした。
日本でこんな掃除機を見たことがなかった私は、
「こんな掃除機があるんだ!」
と驚きました。
🛏️ 私の部屋は快適そのもの
私の部屋は1階。
廊下を挟んですぐのところにシャワールームがあり、洗面台とトイレも付いていました。
つまり、
私専用のバスルーム&トイレ。
しかもWi-Fiも使い放題。
住環境だけを考えれば、本当に快適でした。
ただ、部屋が快適だからといって、一日中そこに閉じこもっているわけにもいきません。
何より私は、英語を学ぶためにデミペアに来たのです。
なるべく家族と話そうと思っていました。
でも、当時の私はまだまだ内気。
「家族の時間を邪魔したらどうしよう」
「話しかけたら迷惑かな」
「英語がうまく話せなかったら恥ずかしい」
そんな気持ちがあり、なかなか自分から積極的に話しかけられませんでした。
特に朝は、何か手伝ってと言われることもなかったので、
みんなが起きて家から出ていくまで、自分の部屋でじっとしている。
そんな時間を過ごしていました。
今思えば、
「英語を勉強しに来たのに、何してるんだ私!」
ですよね。😂
🍜 仕事も探してみたけれど……
ある日、お父さんに、
「ここに住みながら仕事をしてもいいですか?」
と聞いてみました。
すると、
「子どもたちが帰ってくるまでの仕事なら大丈夫」
とのこと。
そこで私は、空いている時間を使って仕事を探すことにしました。
近くのラーメン屋さんや飲食店などを歩いて回り、
「仕事はありませんか?」
と聞いてみました。
でも……
結局、仕事は見つかりませんでした。
🍳 一番困ったのは毎日の夕食
食べ物については、
「家にあるものは好きなものを食べていいよ」
という、とてもありがたい環境でした。
私は日本人なので、作る料理も自然と日本食が中心。
子どもたちもお父さんも、特に文句を言うことはありませんでした。
それでも私は、
「本当に日本食で大丈夫なのかな?」
と、いつも心配していました。
家族は日本人ではなく、オーストラリアで育った中東系の家庭。
「何が好きなんだろう?」
「この料理、食べてくれるかな?」
毎日の夕食を考えるのが一番大変でした。
そんな私の救世主が……
金曜日のラザニア。😂
お父さんがスーパーでラザニアを買ってきて、冷蔵庫に用意しておいてくれます。
私はそれをオーブンに入れるだけ。
金曜日だけは夕食の心配をしなくていい!
と、密かにホッとしていました。
🍷 穏やかで優しいお父さん
お父さんは、とても穏やかな人でした。
仕事から帰ってくると子どもたちと過ごし、ご飯を食べたあとはテレビを見ながらワインをゆっくり飲む。
そんな日々でした。
ある日、お父さんのご両親、つまり子どもたちのおじいちゃんとおばあちゃんが家に遊びに来ました。
今でも覚えています。
ししゃものような魚の天ぷらを持ってきてくれて、
「食べなさい」
と優しく振る舞ってくれました。
本当に温かいおじいちゃんとおばあちゃんでした。
「お父さんの穏やかさは、この2人から来ているんだろうな」
と思ったほどです。
私は、
「こんな良い環境に住まわせてもらえてよかったな」
と思っていました。
🚿 事件発生。「あなた、シャワー長すぎ!」
ところが、少しずつ気になることも出てきました。
ある日、6歳の娘ちゃんと遊んでいました。
時計を見ると、確か夜の7時近く。
「そろそろ遊ぶのを終わりにしたほうがいいかな」
と思った私は、
「じゃあ、私そろそろシャワー浴びるね」
と言いました。
すると娘ちゃん、
「なんで今入るの?」
さらに、
「あなた、いつもシャワーが長い!」
「なんでいつも髪の毛洗うの?」
と、質問攻め。😂
そして突然、私の携帯を取り上げ、
「今から時間を測るからね!10分以内にシャワーから出てきて!」
と、タイマーをスタート。
私は、
「10分なんて余裕だぜ!」
と思いながらシャワーへ。
そして……
7分で出てきました。
ところが娘ちゃんから、
「5分で終わるべき!」
と言われました。
😂😂😂
今思えば子どもらしい出来事ですが、こうした小さな出来事が毎日の生活の中で少しずつ積み重なっていきました。
✈️ 家族が2週間バリへ
そんなある日、お父さんと子どもたちがバリへ旅行することになりました。
確か、2週間ほど。
その間、私は家で自由に過ごしていていい。
快適な家で、特にすることもありません。
でも私は、そのとき思いました。
「……私、ここにいる意味あるのかな?」
私は英語を学ぶためにデミペアをしています。
でも、自分から積極的に英語を話せているわけではない。
仕事も見つからない。
そして、娘ちゃんのわがままな部分も、少しずつ苦手になっていました。
このままここにいても、英語は思ったほど伸びないんじゃないか。
仕事も見つからない。
そして、自分自身がストレスを感じるようになるんじゃないか。
そう考え始めました。
📩 「デミペアを辞めたいです」
私はノアーズモリコさんにメールをしました。
そして、
「デミペアを解約したいです」
と伝えました。
もともとの契約は3ヶ月。
私はまだ1ヶ月ほどしか経っていませんでした。
解約には、1週間につき50ドルの費用がかかるとのこと。
確か、合計で250ドルほどを支払って、私はデミペアを辞めることになりました。
決して安い金額ではありません。
でも、
「ここに居続けるより、辞めたほうがいい」
そう思ったんです。
💌 最後に、おばあちゃんからもらったもの
ノアーズモリコさんが、お父さんにどのように事情を説明したのかは、私は詳しく知りません。
でも、最後にお父さんのお母さん、子どもたちのおばあちゃんが家に来てくれました。
そして私に、手紙と封筒を渡してくれました。
封筒の中には50ドル。
そして、
「息子と孫たちを見てくれてありがとう」
という気持ちが込められていました。
私は英語も十分ではなく、家族と積極的に会話することもできませんでした。
もっと仲良くできたかもしれない。
もっと英語を話せばよかった。
今振り返れば、そう思うこともあります。
それでも最後に「ありがとう」と言ってもらえたことは、とても嬉しかったです。
そして私は、その家を離れました。
🌏 パースでのデミペア生活を終えて
こうして、私の初めてのデミペア生活は終わりました。
とても大きな家。
快適な自分の部屋。
優しいお父さん。
温かいおじいちゃんとおばあちゃん。
そして、ちょっと手強かった6歳の女の子。😂
決して悪い家庭ではありませんでした。
むしろ、とても恵まれた環境だったと思います。
それでも私は、
「ここにいるだけでは、自分が求めているものは得られない」
と思い、そこを離れることにしました。
そしてまた、次の場所へ。
私のワーキングホリデー生活は、まだまだ終わりません。


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